鳥のヒナを拾ったのですが、どうしたらいいですか
初夏になると「鳥のヒナを拾ったのですが、どうしたらいいですか?」という問い合わせが多くよせられます。
しかし、そのほとんどが、まだ飛ぶ力がついていない巣立ち直後のヒナが地面におりているだけで、保護しなくてもよいケースです。
近くに姿が見えなくても親鳥は必ずヒナのもとへもどって世話をします。
人がヒナのそばにいると、かえって親鳥はヒナに近寄れません。そのままにしてそっと離れましょう。
人が野鳥のヒナを育てることはできないのでしょうか
野鳥のヒナは自分の親から四季に応じた食べ物や、危険に対しての対応などを学びます。
それらをわたしたち人間が教えることは、きわめて難しいことです。
人間は人間に、野生動物はやはりその親に育ててもらうことが一番幸せなことではないでしょうか?
また、許可なく野鳥を飼うことは法律で禁止されています。
盲導犬を町で見かけたとき、注意することがありますか
ハーネスはユーザーと盲導犬との間で言葉や気持ちを交わすためのとても大切なものです。絶対にさわらないでください。
また、ハーネスを着けているときは仕事中です。
呼んだり、口笛を吹いたり、なでたりすると、仕事ができなくなってしまいます。
盲導犬は、いつもお仕事をして偉いと思います。お仕事中にお菓子などの食べ物をあげてもいいですか
盲導犬には、絶対にお菓子など食べ物を与えないでください。
盲導犬はどこのお店でも入れるのですか
成14年10月から身体障害者補助犬法が施行されました。
この法律により、盲導犬、聴導犬、介助犬は公共交通機関や飲食店へ入ることを拒否してはならないことが法律で定められました。
しかし、この法律の主旨があまり浸透されてなく、『入店拒否』や『乗車拒否』されるケースがたびたび起きています。
「当店では保健所から犬は入れないように言われている」とか「他のお客様のご迷惑になりますから」と入店を断っている場面に、皆さん方が出会ったら、是非「イヤ、私たち(周りのお客)は全然迷惑ではありませんよ。新しい法律で盲導犬を拒否してはいけないのですよ。入れてあげたらどうですか。」とご助言してあげましょう。
なぜ盲導犬などの補助犬だけが飲食店などに自由に入れるのですか
盲導犬になるために、子犬の頃から一貫したしつけを受け、盲導犬としての適性試験を何度も受けて合格して、はじめて盲導犬になれます。
そうした訓練があるからこそ、その存在自体が、法律(道路交通法・身体障害者補助犬法)で認められ、飲食店や旅館・ホテルといった各施設や各種交通機関での受け入れられているのです。
盲導犬や介助犬は寿命が短いって本当ですか
「盲導犬や介助犬は、仕事のストレスがかかって寿命が短い」と思っている人も多いようですが、大きな誤解の一つです。
仕事をストレスと感じない適性のある犬だけが選ばれているので、ストレスによって寿命が縮まるということはありません。
また、盲導犬も介助犬も健康でなければ、使用者の介助が出来なくなってしまい、獣医療費も使用者の大きな負担になってしまうので、こうした作業をする犬たちは毎年定期的な健康診断をしっかり行い、狂犬病やその他の伝染病の予防ワクチン接種、避妊去勢手術を施し、規則的な運動と正しい食事管理が行われているので、寿命は一般のペットと変わりません。