獣医さんになるには、どうしたらよいのですか?
獣医師になるためには、まず、獣医学科のある大学に入学し、6年間の獣医学教育を学んだのち、獣医師国家試験に合格しなければなりません。
現在、獣医学科のある大学は、国立大学10校(北海道大学、帯広畜産大学、岩手大学、東京大学、東京農工大学、岐阜大学、鳥取大学、山口大学、宮崎大学、鹿児島大学)、公立大学1校(大阪府立大学)、私立大学5校(酪農学園大学、北里大学、日本獣医生命科学大学、日本大学、麻布大学)です。
動物の看護士さんになりたいのですが?
最近は動物看護士の学校はたくさんできました。
そのような学校で学んで看護士になるのが一般的ですが、いずれも国家資格ではありませんので、専門学校を出なくても実際の病院に勤務しながら必要な知識や技能を習得していく事もできます。動物看護士の仕事は大変楽しく、やりがいのある仕事ですが、その反面つらいことや汚い仕事もあります。
その点もよくご理解いただいてがんばってください。
北海道などで牛の牧場で働く動物の獣医さんになりたいのですが、ペットのお医者さんと大学がちがうのですか?
どの大学の獣医学科であっても将来の進路が制限される事はありません。
ただ、実際には大学の立地している地域によっての若干の偏りがあります。
獣医大学を卒業すると、どのような仕事をすることができるのですか?
獣医師の職域は広く、よく知られているペットのお医者さんから、産業動物といわれる牛、豚、鶏などの先生、私たちが食べているお肉や牛乳などの検査をする先生、公衆浴場やレストランなどの衛生管理を担う公衆衛生分野などたくさんありますが、そのもとの獣医師の資格はみんな一緒です。
大学の獣医学科を卒業し、国家試験に合格すると、それぞれ好きな分野の仕事ができます。がんばって勉強してください。
公務員の獣医さんは、どのような仕事をしているのですか?
食品の衛生や環境の衛生に関わる仕事、犬や猫の飼い方に関わる仕事、牛や豚などの家畜に関わる仕事など、普段はあまり目に触れない裏方さんの仕事ですが、具体的には床屋さんやお風呂やさんやペットショップの衛生管理、お肉や卵の安全の確保など大事な仕事をしています。