私ども埼玉県獣医師会は、昭和24年2月に社団法人として発足以来、公益団体として、社会に貢献することを目的に様々な活動に取り組んできたところですが、平成25年4月1日からは新たに「公益社団法人 埼玉県獣医師会」としてスタートを切ることとなりました。皆様には厚く感謝申し上げます。
当会に所属する830名ほどの獣医師会員は、動物病院のほか公衆衛生、家畜衛生、自然保護など幅広い職域で活躍しております。埼玉県獣医師会では会員の獣医師としての専門性を活かし、暮らしに不可欠な動物達の健康はもとより、食の安全・安心の確保、狂犬病などの人と動物の共通感染症対策、野生鳥獣保護、動物愛護など、県民の生活には欠くことのできない多岐にわたる分野で活動を展開しております。
また、会員相互の「絆」を大切にし、学会や研修会を通じて獣医学術の向上を図り、会員、ひとり一人の優れた能力を本会の活動に生かすことで、県民生活の向上と福祉の増進に努めております。
私たちは、このたびの公益社団法人への移行を契機といたしまして、これまで以上に社会に貢献できる団体として、人と動物が共存する明るい地域社会の実現に努力していく決意です。
県民の皆様におかれましては、私どもの活動に対して一層のご理解を賜りますとともに、今後とも引き続き、ご支援いただきますことを心からお願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。
埼玉県獣医師会 会長 中村 滋